Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band (1967)年

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『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』は1966年11月6日から129日以上かけて制作された。当時の英国盤はモノラル盤とステレオ盤の2種類が発売された。現在まで続くビートルズの名声を決定づけ、その後のポップ・ミュージックに大きな影響を与えた作品である。1967年のグラミー賞でも4部門を獲得した。

本アルバムは世界初のコンセプト・アルバムと呼ばれ、しばしばロック音楽上の最も影響力を持った作品であると言われる。そのコンセプトとは、音盤上に「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」という架空のブラス・バンドのショウを仕立てるというものであった。このアイデアのもとはポール・マッカートニーといわれている。

アルバムのコンセプトは架空のバンドのテーマ・ソング「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」でショウを始め、テーマ・ソングの終わりでリンゴ・スターの扮するビリー・シアーズを紹介し、続けて「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」を歌う。そして最後の1曲前にテーマ曲である「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(リプライズ)」を演奏し、アンコールの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」で、ショウの幕を閉じるというものである。

音楽的に見れば最初の2曲と最後の2曲以外は「架空のバンドによるショウ」というコンセプトには則っていない。したがって、このアルバムを「コンセプト・アルバム」と呼べるかどうかについては議論の余地のあるところである。実際、ジョン・レノンは「最初のコンセプト・アルバムだって言われるけど眉唾物だね」と発言している。また、個々の曲の魅力という点で他のアルバムに比較し特に高いとも言い切れない。こうした事情から、近年では発売当時からの圧倒的な讃辞は過大評価だったとする説もある。またビートルズのメンバーもザ・ビーチボーイズのペット・サウンズの影響を強く受けていると認めている。しかしそれまで「単なる楽曲の寄せ集め」であったアルバムが、初めて全体がひとつのコンセプトの下でまとめて制作されたという点で画期的な作品であると言える。

このアルバムはビートルズ中期の実験的なサウンドの集大成として語られることが多い。次作『マジカル・ミステリー・ツアー』(注;アメリカでのアナログレコード発売時、及び、現在のCDではアルバム形式、当初のイギリスオリジナルと当初の日本盤のフォーマットでは、EP盤2枚組)には、『サージェント・ペパー』のときのセッションの曲も含まれ、サウンド的にも本作の延長であったが、その後、サイケデリック・ムーブメントの沈静化、ハード・ロック、ブルースなどが台頭しつつあった時代の変化に対応し、ビートルズはよりハードな表現を追求するようになり、そのサウンドを変化させていくことになる。

アルバム・ジャケットもアルバム・コンセプトにもとづいてデザインされている。架空のバンドに仮装したビートルズの面々が、世界中の有名人と並んで写っているジャケットは有名である。またLPの裏面に全曲の歌詞が印刷され、ペパー軍曹のポートレートといった付録が付くなどデザイン面においても当時画期的なものであった。当時このアルバムはジャケット・デザイン等も含めた総合的な作品と評価され、その後のコンセプト・アルバムに最初のインスピレーションを与えた。そうした意味で非常に重要なアルバムであると言える。

なおピンク・フロイドが、同年にファースト・アルバム『夜明けの口笛吹き』(当初の邦題は『サイケデリックの新鋭』)をリリースした。このアルバムをレコーディングしていた時、ちょうど隣のスタジオでビートルズが『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』を制作していた。ピンク・フロイドのレコーディングの様子を窺いに来たポール・マッカートニーはバンドの音楽を耳にし、「彼らにはノックアウトされた」と語ったという逸話が残っている。



A面

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ With a Little Help from My Friends
ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ Lucy in the Sky with Diamonds[2]
ゲッティング・ベター Getting Better
フィクシング・ア・ホール Fixing a Hole
シーズ・リーヴィング・ホーム She's Leaving Home
ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト Being for the Benefit of Mr. Kite!

B面

ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー Within You Without You
ホエン・アイム・シックスティー・フォー When I'm Sixty-Four
ラヴリー・リタ Lovely Rita
グッド・モーニング・グッド・モーニング Good Morning Good Morning
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド (リプライズ) Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
ア・デイ・イン・ザ・ライフ A Day in the Life

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